住宅ローン 購入までの流れ その2
購入までの流れ(新築住宅購入の場合)
1 予算を立てる(資金計画)
用意できる頭金、無理のない借入額を算出し、購入価格の目安を立てます。
先にしっかりとした予算を立てておけば、無理のない価格での購入が可能になります。
2 物件を検討する
予算に合わせて、物件を探します。エリア、間取り・プランなど、物件に求める条件を、家族で話し合うなどして、優先順位をつけて整理していきましょう。
3 購入の申し込みをする
これぞという物件が見つかったら、購入の申し込みをします。
ここで、購入の意思証明のための、申込証拠金(10万円程度です)が必要となってきます。
4 重要事項の説明を受ける
不動産会社から、物件に関する法的な制限や契約の詳細などに関する「重要事項の説明」を受け、購入を決定するかどうか、最終的な判断を下します。
5、売買契約を結ぶ
正式に売買契約を結びます。ここで頭金の一部を手付金として支払います。
手付金は、価格の10〜20%が一般的です。(売り主が不動産会社なら20%が上限)。10%(未完成の場合は5%)を超える場合、また1000万円を超える場合は手付金保全措置がとられます。
諸費用として、契約書に貼る印紙代が必要になってきます。印紙代は、取引価格によって変わります。(4000万円の物件で1万5000円 )
6 住宅ローンの申し込みする
借入額、返済期間などを決め、各金融機関に申し込みます。
不動産会社によって異なりますが、通常、ローン諸費用(印紙税、事務手数料、保証料、火災保険料など)や、登記費用(登録免許税、登記代行手数料)などを、この間に不動産会社に支払うケースが多いようです。
7 入居説明会に参加する
入居までにいつ、どんな手続きやお金が必要か、またマンションの場合、管理や共用施設についての説明、登記手続きを代行してもらうための委任手続きなど の説明かに参加します。
8 民間ローンの契約( (金銭消費貸借契約) を結ぶ
金融機関の審査が通ったら正式にローン契約を結びます。借入額は、直接不動産会社に振り込まれるよう、手続きをします。(代理受領が可能な場合です)。
9 内覧会 に参加する
完成した建物にキズや汚れなどがないかをチェックします。問題があれば手直しを依頼しましょう。窓の大きさなどを採寸してカーテンや家具などの購入準備にかかりましょう。
10 残金決済・物件の引渡し・登記などを行う
売買代金や諸費用を支払って、物件の鍵を受け取ります。同時に所有権や抵当権の設定を行います(司法書士に代行してもらえます)。
12 物件の引渡し
売買代金から住宅ローンを除いた残金の精算を行います。
11 入 居
12 公的融資のローン契約 (金銭消費貸借契約)
公庫などの公的融資を利用する場合、入居後、所有権の登記などを行なったあとにローン契約を結びます。
13 不動産取得税を納税 する
管轄の都道府県から納税通知書が届きます。一定の条件を満たせば軽減措置が受けられるので、事前に届け出をしておきましょう(申請方法は都道府県によって異なります)
14 確定申告など を行う
親からの贈与を受けた場合は、必要に応じて贈与税を納税します。特例の適用を受ける場合、贈与税がかからなくても申告が必要です。住宅ローン控除を受ける場合も、申告が必要です。(会社員の場合、2年目以降は、年末調整で手続きできます。)
贈与税(住宅取得資金贈与の特例、相続時精算課税制度など)、住宅ローン控除(所得税の還付)に関わる申告を行います。